額縁(がくぶち)が素晴らしい絵を引き立てるように、歯科技工士が製作したキレイなセラミック歯にも、周囲の自然な歯ぐきがかかせません。
歯ぐきにも審美的な要素は大切です。
なんらかの原因で歯茎が後退したり(下がったり)、やせたりした場合でも、近年の歯科治療においては、特別な治療方法で歯茎を再生できる場合があります。
当院のドクターは歯ぐきの再生・整形治療のトレーニングを専門的に受けております。
症状により難しい場合もありますが、まずはお気軽にご相談ください。
治療方法
FGG(遊離歯肉移植術)やCTG(結合組織移植術)と呼ばれる、歯ぐきの移植法を用います。
この術式を行える歯科医師は限られております。お気軽にご相談ください。
上あごから必要な量の歯肉を剥離し、歯肉を必要な部位に移植し縫合します。
歯ぐきが下がる原因
- 加齢や歯周病
- 誤ったブラッシング
- 矯正歯科治療等で歯根に負荷がかかることによる
- 咬み合わせ不良
こんな方へ歯ぐきの治療が対象です
- 歯ぐきが下がって、一部の歯が長く見える
- 露出した根面が歯ブラシや食事時にしみる
- 歯ぐきのボリュームも視野に入れた審美歯科治療、インプラント治療を行いたい
歯ぐきの黒ずみ除去(ガムピーリング法)
喫煙や先天性のものが原因で、歯ぐき全体が黒ずんでしまうことがあります。
これはメラニンによる色素沈着が起こっているためです。
当院ではエタノール等による薬液によるメラニン除去を行っております。
表面麻酔で麻酔をしますので痛みはほとんどありません。
メラニン除去をお受けになられた後は…
治療後、1~2週間は刺激物を避けてください。一時的にメラニン沈着部分は白くなりますが、2~3日して皮がはがれ落ちます。その後1~2週間で元々の自然な歯茎の色になります。その間は辛いものや塩味の強いものがしみることがありますので注意してください。